The New Rules of Posture

本の紹介です。

 

The New Rules of Posture: How to Sit, Stand, and Move in the Modern World: How to Sit, Stand and Move in the Modern World

 

著者はロルファーでムーブメントのインストラクターでもある Mary Bond です。

この本は英語ですが生活の文脈に沿って書かれていて読みやすく、解剖学や知覚に関する情報もわかりやすくまとめられていて、好きな本の一つです。エキササイズも多く掲載されています。ロルフィングに興味のある方、身体に興味のある方におすすめです。

せっかくなので著者の Mary に興味のあることを聞いてみました。

以下質問と回答です。

 

 

Q. ムーブメントに関するリソースが豊富なようですが、学びのプロセスについて教えてください。どのようにロルファーになりましたか?

 

A. 私は大学に居たとき、音楽とダンスを専攻していました。その後、ほとんど偶然に、私はアイダロルフのデモンストレーションに出席しました。私は彼女が手でしていたことや、彼女のクライアントが立ち上がったときの明らかな結果でさえ、そんなに興味はありませんでした。むしろ、私は彼女が、人の身体を整える力として重力について話したことに刺激を受けました。それはダンサーとして興味深いものでした。これは1970年代では新しいアイデアでした。

私は手技を学ぶことに興味はなく(彼女は私は細すぎると思っていました)、"見る"のを学びたいだけだと約束してなんとかしてロルフ女史のトレーニングクラスの一つに入りました。彼女はそのアイデアを気に入りました。何故ならその当時の彼女の生徒は彼女が望むことを見ることに困難な時間を費やしているようでした。

私は見る事ができたので、彼女は私に二つ目のクラスに参加し、そのワークを訓練するよう招きました。私は触感覚のその教育にとても感謝しています。人々を触ることは望ましくないムーブメントのパターンを見分け、それをどのように教育するかを理解する能力を高めました。 

私のムーブメントの理解への大きな影響は Hubert Godard のワークでした。彼と最初に学んだ後、1992年に、私は、不慣れな活動を経験する道へ進みました。クライミング合気道ベリーダンスのような活動です、彼は身体的な多才は私たちの他人の身体を読む能力を向上させると教えていました。私達は現在、これがミラーニューロンによるものだと知っています。

 

Q この本は一般向けにわかりやすく書かれていてますが、論理的で科学や解剖に関する多くの情報がベースになっていて好きなのですが、なぜこのような本を書いたのですか?

 

A まず私はよりアカデミックな本を草稿しましたが、それを出版の代理人に見せたとき、彼女は言いました 「あなたはここに二つの本を持ちます。一つは専門家向けのもの、一つは専門家以外に向けたものです。どちらを書きたいですか?」

私は専門家ではない人に向けたものを選びました。私はロルフ女史と彼女に続いた人たちが世界にもたらしたものをより多くの人たちにシェアしたかったのです。重力と身体の癒しの関係への理解は比較的少数の個人セッションを受ける余裕のある人たちのために取っておくには重要過ぎます。私は人々が私の本をどこか小さな街の図書館で見つけたと私に知らせるときとても幸せです。

 

Q どのようにムーブメントのワークがロルフィングコミュニティの中で発展してきたのか、またアイダ女史がムーブメントについてどのように考えていたのか興味があるのですが、知っていることがあれば教えてください。

 

A アイダロルフはロルフィングはクライアントの改善を維持するのを助けるためにエキササイズのプログラムが必要だと信じていました。彼女はある人々にこの付属的なムーブメントトレーニングを発展するよう指名しました。その中に Judith Aston がいました。最終的にJudithは自身の学校を作るために脱退しました。しかし、その間に Judith は多くの人にアイダ女史が彼女に教えたエキササイズを教えていました。アイダ女史が Amy Cochran という名のオステオパスから拾い集めたいくつかのエキササイズがありました。それらのエキササイズのいくらかはまだ今日のロルフィングコミュニティで使われています。それらはムーブメントを関節で再パターン化することに関係があります。ペルビックリフト、指先ー足首ー膝ーヒップのヒンジ、アームローテーションです。そのとき以来、私たちは、実際、身体の関節はヒンジのように動くのではなく、集合的にらせん状の対軸回転を調節するということを学んでいます。ロルフ女史は、重力と筋膜のシステムに関しての才覚にもかかわらず、私たちにムーブメントについてと、ストラクテャーとファンクションの関係についての多くの学ぶべきことを残しました。

 

興味深いお話を聞けました。ご協力頂き感謝です。

英語ですが、HPで記事を書かれています。 http://www.marybond.net/